骨董品を高く売るためのポイント・損しないコツ

2021年2月13日 2022年2月18日

店主

誰しもご自宅や会社にある骨董品を売る時はできるだけ高く売りたい、損したく無いと考えられるのではないでしょうか。
高く売るためには日頃から骨董品に応じた適切な管理をすることで劣化させないことが大切ですが、今回は骨董を高く売るための5つのポイント・損しないコツをご紹介させていただきます。

ポイント1：出来るだけ良い状態を保つ

１つ目は、骨董品を出来るだけ良い状態を保つことです。
骨董品は経年劣化や傷、汚れが少ない方が状態の良いものと評価されます。

骨董品は掛け軸、絵画、陶磁器、蒔絵（まきえ）、金属工芸等様々な種類がありますが、それぞれ取り扱いも異なります。
骨董品の種類に応じたお手入れ方法と適切な環境で保管され、出来るだけ良い状態を保つようにしましょう。
一般的には、直射日光、埃（ほこり）や湿気が多い場所での保管は避ける方が良いでしょう。

２つ目は、木箱や作品をつつんでいる布などの付属品も一緒に査定に出すことです。
骨董品などには、購入時に木箱、作品をつつんでいる布や袋、作歴や紹介文などが付属されているものがあります。

木箱には作品名や作家銘、制作された時期などの箱書きが書かれていることがあり、特に制作されたときからある共箱の有無で査定額に大きく影響することがあります。
木箱、作品をつつんでいる布や袋などがボロボロでも捨てずに、出来るだけそのままの状態で持っておき、査定に出しましょう。

３つ目は骨董品の売却のタイミングを見極めることです。
骨董品も古ければ良いというものではありません。

他の物と同様に需要と供給のバランスや売却するタイミングにより大きく価値が変動します。昔、非常に高値で購入したものでも、売却を考えられた時点での美術的価値、歴史的価値、希少性、人気等を反映した市場価格をベースとした査定価格で売却することになります。

また、骨董品の種類に応じて適切に保管、管理されていれば良いのですが、物置や押し入れは湿気や埃が多く、知らない間に劣化が進んで状態が悪くなっていくことが多くあります。

骨董品専門店は商品を鑑定するだけでなく、市場価格についてもよく知っていますので、売却しようか迷った場合は、可能な限り早く骨董品専門店にご相談される方が良いでしょう。

４つ目は骨董品に埃（ほこり）や汚れがあってもそのまま査定してもらうことです。

骨董品は経年劣化が進んで弱くなっていることがあります。
きれいにしようと埃（ほこり）や汚れを取ろうとして、洗ったり拭いたりすると繊細な細工が取れてしまったり、水分がついたことでシミができてしまい骨董品の状態を悪くしてしまう可能性があります。

骨董品は埃などが付いていても、そのままの状態で業者にお見せ下さい。

５つ目は骨董品や古美術品の査定は専門知識がある骨董品・古美術店に依頼することです。

骨董品・古美術店でないところに査定をお願いすると、骨董品の取扱経験に応じた専門知識が少なく最新の市場価値を知らないため、適正な査定は大変難しいと言えます。また、買取しか対応していない業者は販売専門業者に再販するため、その分買取価格は低くなる傾向があります。

骨董品を売却される場合は経験値による専門知識を持つ骨董品・古美術店に依頼される方が良いでしょう。

また、骨董品といっても様々な品目があります、ほとんどの骨董品・古美術店では値段がつく骨董品なら買取はしてもらえると思いますが、その店舗で得意としている品目であれば、中間マージンが発生することが少なく店舗で直接販売できることが多いので、より高価買取してもらえる可能性が高くなります。

立派なホームページがあったり、経験のある店主が経営されていても査定に来るのは経験年数の浅い担当者と言うこともございます。お知り合いの信頼できる骨董商や古美術商がいらっしゃらなければ、信頼できそうな経験値による専門知識がある方が対応してくれる骨董品・古美術店でご相談や無料査定をされると良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。
今回は骨董品を高く売るための5つのポイントをお話ししました。

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